第十四回:ひざこぞう
こんにちは、えびかにです。
誰にでもコンプレックスとまでは行かないが、体の部位で人に見られてなんとなく恥ずかしい場所があるのではないだろうか。
このような公の場では口にする事が出来ない場所の人もいるだろう。
そんな誰もが一つは持っていると思われる悩みの中で、私が一番恥ずかしい場所がひざこぞうである。
理解に苦しむ方もいるだろうが、私の中では脇の下や、尻の穴を見られるより恥ずかしい場所、
それがひざこぞうなのである。
ヒザに太くて長い長いほくろ毛が一本だけ生えているとか、両膝の皿に漢字で『悪』とタトゥーが入っている訳でもない。
ヒザが出るズボンはもはや短パンであり、小学生が履くものという偏見を持っている私は、ヒザが出ているとなんとなく落ち着かなくて、モジモジしてしまうのである。
そんな私の唯一とも言える弱点を知ってか知らずか、先日ヨメが突然買ってきたズボンがあろうことか膝上10センチ。
覚えていなくて買ってきた可能性があるが、出会ってからの9年間、お金よりも大事な愛をヨメに注ぎ続けている私の弱点を忘れているハズはない。
いや、忘れていないと信じたい。
とすれば、私がひざこぞうが見えるズボンは苦手だと言ったのを覚えていた上で、あえての仕打ちであろうか。
出かける時にエアコンのスイッチは切ったし、トイレの電気の消し忘れもない。靴下はくるりと丸めたままにせず、表にして洗濯機にいれた筈だ。
どれだけ思い出しても最近はそんな仕打ちを受ける程のミスは犯していないはず。
なんだか分からないけど取り敢えず謝ろうか・・
しかし、過去を遡ればどれか分からないくらい心当たりがあり過ぎて、何をどうやって謝れば良いのか分からない。
謝る事は諦めて、その理由をおそるおそるヨメに問いただしてみると、たまたまユニクロで見つけて安かったのでキャンプで動きやすいかなと思い、買って来てくれたの事であった。
その優しさに感謝の気持ちを感じながら、さらに溢れんばかりのお金愛を注ぎ、いつかは膝下10cmのズボンを手に入れる事を固く心に誓ったのである。
それでは皆さん良い一日を。
えびかにでした。
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