~えびかにの泥沼キャンプブログ~【in広島】

2018/10/7開設 広島近郊のキャンプ場レポ、自作ギアやオススメギア等紹介しており、皆様のキャンプ場選びの参考になれば幸いです。溺愛する5歳の息子と人に優しく私に厳しいヨメとのファミリーキャンプブログです。

【一寸先は沼】第十一回:かっぱ池

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第十一回:かっぱ池


こんにちは、えびかにです。



『どうしてえびかにくんはそんなくだらないウソをつくの?』



まだ私が小学生の頃、当時住んでいた団地の中にあったかっぱ池で『かっぱを見た!』と言い張っていた時にクラスのマドンナゆかちゃんに容赦ない言葉を突き付けられた時のせつない思い出が蘇る。






35年ぶりに聞くその言葉を言い放った人物は、ガタゴトと揺れる路面電車の中で目の前に立っている小学校低学年であろう見知らぬ男児である。



『どうしておじさんはそんなくだらないウソをつくの?』



そのフチなし眼鏡の奥でキラリと光る鋭い眼光を前に、しどろもどろになりながらなんとか平静を保っているのが精いっぱいであった。





事の発端はこうだ。


GWに広島市で毎年開催される花と緑の祭典『フラワーフェスティバル』に行き、家族三人で広島市内にある路面電車に乗って帰る途中の事。


座席は大体埋まっており、つり革を持っている人がチラホラ見受けられる適度な込み具合の車内に、品の良さそうな母親と先程の男児が乗って来た。


物おじしないその男児と母親は、すぐに私達と軽い世間話をする様になり、ガタゴトと揺られながら一期一会の会話を楽しんでいた。


そして広島駅までもう少しという所で、

『あれは何?』

と男児が車輌の真ん中にある乗降口の方を指差した。




その指先に視線を向けると3㎝程の大きさで、色褪せたあずき色のまんまるボタン。



これは少し古めの型式の路面電車に付いている物で今は使われていないのだが、真ん中にある乗降口のドアを車掌さんが手動で開閉する際に使用していたボタンである。



ここで私のイタズラ心がムクムクと目を覚ました。



『これを押すと電車が爆発するかもよ~っっ!』



その言葉を言い終わるか終わらないかの内に、先程までニコニコしていた男児が一瞬で能面の様な顔になり先程の言葉を口にしたのだ。



『えと、あ、なんか面白いかなとおもっ・・』



『電車が爆発する訳ないし、面白くもなんともないです!』


とさらに語尾を強める。


ガタゴトと電車の音だけが鳴り響く車内で、小学生に怒られているオジサンを周りの人はどう思っているのだろう。



『あ、うん、なんか・・ごめんね。。』


地獄のような気まずい時間の中、「すいません。。」と言う母親の心遣いがさらに私の心をえぐる。



駅に着き、頭を下げながら遠ざかって行く親子を見ながらどうしてもヨメに確認したい事が一つだけあった。









『オレ何か悪かった???』



ウソと言えばウソだが、かっぱはいないよりいると思った方が楽しいし、スイッチを押したら爆発するかもしれないと想像力を膨らませた方がぜぇぇぇっっったいに楽しいのである。




という事で、キャンプに行けない皆さんの間では家キャンプが流行っていると聞いて、キャンプ上級者である私は想像力を膨らませて、さらにその上を行くエアーキャンプに行く事にした。



脳内でテントを張り、カレーを食べた後は、みんなでマイムマイムに合わせて、歌って踊りながらキャンプファイヤーを囲み、テントの中で好きな子の名前を一人づつ言う事にしよう。



よし、そうと決まったら早速準備だ。

楽しくなってきたぞ!



リビングにある自慢のキングあぐらチェアに腰を降ろし、毛布をかけてそっと目を閉じる。


事情を知らずにリビングのあぐらチェアでニヤニヤしながらエアキャンをしている私を見たヨメがとうとうこの人は人として越えてはならない一線を越えてしまったのではなかろうかと思ってはいけないので、言葉ではうまく言えないいきさつをここに記した次第で御座います。


以上、えびかにでした。




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